概要
rekordboxでは、mp3などの音声ファイルはエクスポート可能だが、mp4のような動画ファイルはエクスポートに対応していない。しかし、XML書き出し機能を使うことで、キューやBPMなどの情報を保持したままトラックを他PCに移行することができる。mp4以外のエクスポートできない拡張子でもおそらく可能だが一旦mp4で解説。
やり方
- ファイル -> コレクションをXML形式でエクスポートを選択して、XMLファイルを出力する。
- xmlファイル内の
Location
項目で記載されたパスに、元のmp4ファイルを置く必要があるため、必要に応じてパスを修正する。
<TRACK TrackID="249144712" Name="【そんなふいんきで歌ってみた】アイム ソウ はっぴぃ☆【ぐるたみん】 [sm18477473]" Artist="" Composer="" Album="" Grouping="" Genre="" Kind="MP4 ファイル" Size="9406147" TotalTime="102" DiscNumber="0" TrackNumber="0" Year="0" AverageBpm="181.82" DateAdded="2025-06-20" BitRate="0" SampleRate="44100" Comments="" PlayCount="0" Rating="0" Location(ここを変える)="file://localhost/C:/path/video.mp4" Remixer="" Tonality="Gm" Label="" Mix="">
- 相手のPC上で、
Location
で指定したパスにmp4ファイルを配置する。 - 相手のPC上で、環境設定 -> 表示 -> レイアウト -> rekordbox xmlにチェック
- 相手のPCのrekordboxで、環境設定 -> 詳細 -> rekordbox xml にて、出力したXMLを指定してインポートする。
- 左下の選択画面から
アイコンを選択 - プレイリストを選択して右クリック -> プレイリストをインポートを選ぶ。
- キューやBPMなどの情報が保持された状態で、対象のプレイリスト内のトラックが移行される。
注意点
- 一部の設定(キーが変わる、active loopが消えるなど)は正しく移行されないことがある。
- プレイリスト単体でXML出力する方法が見つからなかったため、この記事ではコレクション全体のxmlを出力している。